2017.07.06 情報
こんにちは!
パーソナルトレーニング REN 三軒茶屋です。
股関節は体幹と下半身をつなぐ関節で、骨盤の臼のような寛骨臼と大腿骨(太ももの骨)の先端の球形からなるため、球関節と言われています。
球状という構造から、その周りは強力な靭帯や筋肉で補強されながら、あらゆる方向に動くことができます。また、股関節は他の関節に比べて深い位置にある為、症状が出にくい場所でもあります。
逆に、症状が出にくいため、痛みや違和感に気づきにくい場所でもありますので注意が必要です。
では、股関節の痛みや違和感の原因と考えられる症状はどのようなものがあるのかご紹介します。
⑴変形性股関節症
股関節の痛みや違和感を持つ方の大半が、この「変形性股関節症」と考えられています。
主な症状としては、足の付け根の痛みや違和感ですが、お尻や太もも、膝の痛みといった症状があらわれることもあります。
お尻や太もも、膝の痛みがでると股関節が原因だと気づかない場合があります。
その他にも左右に揺れて歩く、あぐらがかきにくくなる、靴下の脱ぎ履きが難しくなるなどがサインとなってあらわれる場合があるので注意が必要です。
⑵臼蓋形成不全
股関節は、骨盤の臼のような形の寛骨臼の臼蓋が大腿骨の先端の球形を包み込むように構成されています。
通常、大腿骨と臼蓋の間には軟骨があり、骨と骨がぶつかるのを防ぐ役割を果たしていますが、骨の形に異常がある場合などに軟骨がすり減ってしまう事があります。
日本人に多い骨の形の異常に「臼蓋形成不全」があります。
通常は骨盤の骨が大腿骨の頭を2/3以上覆ってますが、臼蓋形成不全の場合、大腿骨を覆っている部分が小さくなります。
小さい範囲で体重を支えることになる為、負担が大きくなり、軟骨のすり減りも進んでしまいます。
すり減った軟骨は元には戻らない為、早めに治療することが大切です。
⑶筋肉のアンバランス
股関節は強力な靭帯や筋肉で支えられていますが、あらゆる方向に動くことが出来るため、周りの筋肉のバランスが重要な役割を果たしています。
その筋肉のバランスが崩れてしまうと、体重のかかり方もアンバランスになってしまう為、違和感や痛みを引き起こします。
特に大殿筋などの臀筋群がうまく使えていないことが多く、太ももの前側の筋肉が優位に働いてしまう為、大腿骨が前に引っ張られてしまいます。
前側だけでなく後ろ側の筋肉もしっかり働かせ、バランスよく保つことで痛みや違和感を改善することができます。
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