2016.09.10 栄養
こんにちは。
パーソナルトレーニングジム REN 三軒茶屋です。
日々トレーニングを頑張っている皆さん、「BCAA」をご存知ですか?
BCAAとは、Branched Chain Amino Acidの頭文字で、必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンの組み合わせをいいます。
このバリン・ロイシン・イソロイシンの3つのアミノ酸は、枝分かれをしたような炭素鎖を持ち、その分子構造から「分岐鎖アミノ酸」とも呼ばれ、激しいトレーニング時には、この鎖が分解されて体を動かす燃料(エネルギー源)となります。
①筋肉の分解を抑える役割がある
運動のトレーニングを頑張ることで、筋肉の発達が促進されます。
トレーニングを頑張るためには、しっかりと体にエネルギー源が補充されていないと、運動効率が落ち、最後まで運動を頑張れませんよね?
当然、長時間もしくは激しいトレーニングを続けることで、体を動かすエネルギー源(グルコース)が徐々に消耗されていきます。
例えば、運動中に、体内のエネルギー源がガソリン切れのように不足してしまうと、
体内ではエネルギー源を補おうと、筋肉中にあるタンパク質を分解し、それをエネルギー源へと変えて使われ、脳や筋肉の働きを維持します。(これをカタボリック作用/異化作用といいます。)
しかし、筋肉の発達に必要不可欠なタンパク質が、筋肉中から分解されて無くなるのを防がなければ、せっかく頑張ったトレーニングの効果も得られにくく、とっても勿体ないのです!!
BCAAは、筋肉や肝臓で、体内にある酵素により分解されると、グルコース(ブドウ糖)へ形を変え、体内のエネルギー源となります。つまり、BCAAを摂り、血中のBCAA濃度を高めておくことで、筋肉の分解(カタボリック作用/異化作用)が行われる前に、先にBCAAが脳や筋肉のエネルギーとして使われるので、筋肉の分解を抑えることができるということです。
②疲労感を軽減して集中力を高める効果がある
長時間のトレーニングや激しいトレーニングによってエネルギーを消耗すると、筋肉を構成しているBCAA(分岐鎖アミノ酸)がエネルギー源として使われはじめるので、体内のBCAA濃度が低下します。それに伴い、相対的にトリプトファンというアミノ酸の濃度が高まります。
このトリプトファンは、脳内でセロトニンという神経伝達物質へ変換されます。セロトニンは気分を落ち着かせたり、緊張を和らげたり、筋肉が緩む作用を持ちます。運動を続けるうちにセロトニンの分泌が増すと、セロトニンの作用により集中力が徐々に落ちやすくなります。
脳内では、トリプトファンが入る経路とBCAAが入る経路が一緒。BCAAを多く摂取し、血中のBCAA濃度を高くしておくことで、脳内にトリプトファンが入れなくなり、トリプトファン濃度を低く抑えられることで、集中力低下を抑え、質の良いトレーニングが出来るようになります。
また、BCAAは筋肉を構成しているアミノ酸。摂取することで疲労を感じにくくさせてくれる効果も期待できますよ!
BCCAを摂るおすすめのタイミングは、トレーニング前かトレーニング中です!
粉末状の水に溶かして摂取するタイプのものや、スポーツドリンクとしてBCAAが配合されている商品も売られています。
ぜひ、運動中の水分補給時にBCAAを摂り、トレーニングに生かしてみては?
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