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  • 2016.09.26 情報

    故障直後の処置の基本、RICE処置について

    パーソナルトレーニングジム REN 三軒茶屋です。

    今回は、トレーニングや運動時の故障直後の処置について説明いたします。
    Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め競技への復帰を早めることができます。

     

    Rest(安静)-トレーニングの停止
    受傷直後から体内で痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、患部を安静させずにトレーニングを続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。その遅れが結果的に脈拍の上昇と共に出血が酷くなる危険性を高くし、完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にすることが大切です。

    Ice(アイシング)-患部の冷却
    氷や水などを衛生的な状態で利用し、冷やすことで痛みを減少させることができます。また血管を収縮させることによって、腫れや炎症をコントロールすることができます。
    ※コールドスプレーや氷による冷やし過ぎ(局所循環の極端な低下)に注意が必要。

    Compression(圧迫)-患部の圧迫
    適度な圧迫を患部に与えることで腫れや出血、炎症をコントロールすることができます。
    ポイントは、患部周辺または上流部分の動脈を圧迫すること。
    方法としては、タオルなどの清潔な布を患部に巻き、固定するためにスパナやレンチのような金具を利用して絡め捻って締め、定期的に圧迫を緩めるのが理想的です。

    Elevation(挙上)-患部の挙上
    心臓より高い位置に挙上をすることで重力を利用し腫れや炎症をコントロールすることができます。
    なお、脚部などを損傷した場合は随意的に挙上するのではなく、椅子や台など安定したものを利用し、挙上した状態での安静を維持しておく事が重要です。

     

     

    ■RICE処置はどれくらいの間 必要か?
    部位により異なりますが、15分~20分(RICE処置)が目安になります。
    そして、40分~60分(RICE処置)の間隔を開けた後にRICE処置を再び行います。
    症状によりますが受傷後24~72時間はこのサイクルを繰り返します。

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