2020.04.01 栄養
こんにちは!
パーソナルトレーニングジム REN 三軒茶屋です。
皆さんは、普段、お米などの炭水化物(糖質)を食べていますか?
炭水化物(糖質)に対して太る=悪者といったイメージを持たれている方、 炭水化物(糖質)を抜けば簡単に痩せる といった認識を持たれる方が多く見受けられます。
確かに、炭水化物(糖質)を摂り過ぎた場合、そのカロリーを消費できなければ、太る原因になりますし、炭水化物(糖質)に偏ったお食事ばかりでは、糖の吸収が高まって血糖値が急上昇することで、太るだけでなく肌や血管の老化を促進したりと、体に負担をかけてしまうのは事実です。
ですが、本来炭水化物(糖質)は体の機能を維持するためには必要な栄養素です。
そこで、今回は糖質の必要性についてお話します。
≪炭水化物(糖質)とは?≫
炭水化物は、主に体を動かすエネルギー源として利用されます。 (炭水化物=糖質+食物繊維)
摂取した炭水化物は、消化吸収によって細かく分解され、 血液中に血糖として入り、各臓器の機能の維持に役立ちます。
特に、ブドウ糖は脳や中枢神経系をよく働かせるエネルギー源となります。
また、使われずに余った糖は必要な時に使えるエネルギー源として一時的に 肝臓や筋肉に貯えられます。
糖質を摂ると、 インスリン というホルモンの分泌量が増加しますが、 インスリンは、血液中の糖を回収して、筋肉や臓器が正常に機能するために糖を運ぶことで、血糖値をコントロールしています。インスリンは体にとってとても大切なホルモンですが、糖質を過剰に摂取した場合は、血液中に余った余分な糖を体脂肪に変え、蓄えてしまう性質があります。
糖質を摂りすぎることは太る原因に繋がりますが、ダイエットやシェイプアップの観点から見て、 糖質を極度に制限することはあまりお薦めできません。
人間は、体の中のエネルギー源が不足すると、 肝臓・筋肉中に貯蔵されている糖質や中性脂肪(体脂肪)を分解してエネルギー源を生み出します。
しかし、糖質を極度に制限していて、エネルギー源を十分にまかなえない場合は、筋肉中のタンパク質を分解してエネルギー源を生み出します。
その結果、筋肉量減少に伴って基礎代謝量も減少。
余分な中性脂肪を燃焼しづらい環境になり、食事や運動のコントロールが乱れるとリバウンドしやすくもなります。
また、極端に糖質を制限することは、脳のエネルギー不足を招き、人によっては低血糖による思考能力の低下・疲労感を感じやすくなり、 体の不調を招いてしまうことも…。
決して 糖質制限自体がダメなのではなく、 食事は主食抜き!野菜だけ! というような極端なやり方が望ましくないのです。
適度に糖質を抑えた低糖質のお食事は、 体内に蓄積した体脂肪をエネルギーとして変換しやすくなり、 体脂肪量の減少も期待できます。
また、血糖値の急上昇を抑えられるので、 糖の吸収も緩やかになり、 インスリンの過剰分泌も抑えることができます。
また、太りにくい糖質を選ぶことも重要です。
一言で糖質と言っても、さまざまな種類があり、 太りやすい糖質と太りにくい糖質とあります。
甘いお菓子やジュースに含まれている糖は、 消化吸収が速く、血糖値を急上昇させてしまう性質がありますが、 それにくらべ、お米などの糖は、 ゆっくりと消化されるため血糖値の上昇がゆるやかで、腹もちもよいです。特に玄米は、効率よく糖質をエネルギーとして使えるように 働きかけてくれるビタミンB1、抗酸化作用のあるビタミンE、 食物繊維などが豊富でお薦めです。 また、ゆっくり良く噛んで食べることも、 体脂肪の蓄積を防ぐコツです。
たとえ、糖質を抑えていても、他の栄養素のバランスが乱れていては、せっかく頑張っているダイエットの効率も落ちてしまいます。
ダイエットは、食べ物の選び方(質や量など)、食べ方、全体の栄養バランスを意識して、長く続けられる方法こそ成功の近道です。
お食事のことで気になっていることがございましたら、 どんなことでも構いませんので当店の管理栄養士にご相談ください!
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