2016.09.06 情報
こんにちは。
パーソナルトレーニングジム REN 三軒茶屋です。
今回のテーマは「糖尿病」
皆さんは、糖尿病がどのような病気であるかご存知でしょうか。
今や、生活習慣病の代名詞といっても過言ではない「糖尿病」
平成26年度の厚生労働省による患者調査では、国内の糖尿病の患者数は316万6,000人となり、過去最高となっているようです。
誰もが乱れた生活習慣を続けることで発症の恐れのある、2型糖尿病について特に焦点を当て、数回にわたってお話します。
糖尿病とは、インスリンというホルモンがすい臓から分泌されない、またはその分泌量が不足している・ある程度分泌されているのに十分に作用しないなど、様々な原因で慢性的に血液中のブドウ糖(血糖)が正常より多くなる病気。
糖尿病初期は自覚症状がほとんどありませんが、高血糖状態を放っておくと、徐々に全身の血管や神経を障害し、恐ろしい合併症を引き起こします。
※インスリンとは、すい臓のランゲルハンス島のβ(ベータ)細胞で作られるホルモン。主に、血糖値を下げる働きがあります。
血糖とは、血液中に含まれる「ブドウ糖」のことをいいます。ブドウ糖は、体を動かすエネルギー源として利用される、いわば私たちの栄養源です。
糖分を含む食べ物は、食べた後唾液や消化酵素で『ブドウ糖』に分解され、小腸から血液中に吸収され、血液中では一定の濃度に保たれています。
通常、食事によって血液中のブドウ糖が増えると、すい臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓に一時的に貯蔵したり、体のいろんな器官が働くためのエネルギー源を運びます。
しかし、乱れた生活習慣など様々な要因が引き金で「インスリンの作用不足」などが起こると、血液中のブドウ糖を上手に処理できなくなり、血糖値の高い状態が続くようになります。
糖尿病は成因によりインスリン依存型の1型糖尿病、インスリン非依存型の2型糖尿病、その他の特定の機序・疾患のよるもの、妊娠糖尿病の主に4つに分類されます。ここでは、1型糖尿病と2型糖尿病について説明します。
インスリンは、主に血糖値を下げる役目をもちます。
正常、血糖値を保つために、すい臓からインスリンが分泌されますが、インスリン分泌には2種類あります。
ひとつは1日中ほぼ一定量が分泌される「基礎分泌」。これは、空腹時のように血糖値が低いときにも随時分泌されるインスリンです。
もうひとつが「追加分泌」。これは食後の血糖値上昇に伴って分泌されるインスリンで、これによってブドウ糖が速やかに肝臓や筋肉などに取り込まれることで血糖値が低下します。
1型糖尿病では「基礎分泌」と「追加分泌」がともに障害されています。2型糖尿病では主に「追加分泌」が障害されており、さらに進行すると「基礎分泌」も障害される場合があります。
次回へ続きます!
© 2016 パーソナルトレーニングジム|REN三軒茶屋. all rights reserved.
当サイトに掲載の写真は一部イメージ画像がございます。